目的
建屋の中にある46トンの超大型乾燥機を丸ごと入替えして欲しい。
課題
設備が大きいため、吊り具の選定、作業員同士の連携など綿密な計画が必須であった。また、地切りの瞬間には設備が大きく振れやすく、吊り荷の安定に細心の注意を払う必要があった。
効果
様々な種類の工事を組み合わせた非常に大掛かりな作業のため、1社で全ては出来ません。お客様を中心として5社合同でたくさんの図面・資料を出し合いながら1年以上かけて綿密な計画を組みました。会社間のチームワークが非常に重要となるので信頼できるメンバーが集結し、施工することになりました。
乾燥機頭上の屋根を解体してクレーンで吊り上げるのですが、 クレーンオペレーターから建物の中にある乾燥機は目視できないので、乾燥機の傍でプラント設備工事経験30年のベテラン作業責任者がクレーンオペレーターの目となり、クレーンの動きを見ながらオペレーターに指示を出しました。
万が一乾燥機を建物にぶつけてしまったり、乾燥機の中に溜まったゴミが飛散してはいけないので、シートでしっかり養生をしました。また、なにより作業員が怪我無く作業を終えられるよう、コミュニケーションミスや突風に注意を払いながら半日かけて慎重に慎重を重ねて作業を実施しました。
また、当日は幸いにも天候に恵まれましたが、雨天でも中止にはできませんので前日の夜は雨が降らないことを祈るばかりでした。